9歳　男性　堺市　野球　ピッチャー

症状

シーバー病（踵骨骨端症）

1ヶ月前から左足の踵（かかと）の内側が痛い。

歩行、走る、階段昇降、ジャンプ等の動きで痛みが出る。

整体の感想

さいしょはいたかったけど、いまはいたくない。

なおってうれしいです。

(個人の意見であり結果には個人差があります)

施術の経過

初回
シーバー病への施術で下半身の筋肉の緊張を緩める。

足底のアーチや踵骨の調整も行う。

施術後は両足ジャンプは全く痛くない。

片足ジャンプは楽になったが痛みが残る。

2回目
前回以降、歩行や両足ジャンプは痛みが無い。

3回目
階段の痛みが無くなった。
片足ジャンプの痛みも無くなった。

チームの方針で練習を休めないので練習は継続している。

4回目
ベースランニングで1回だけ痛みを感じたが、それ以外は練習をしていても痛みが無い。

6回目
練習をしても全く痛みが無い。

もう不安も無さそうなので、この回で通院は卒業としました。

堺自然整体院のコメント

この少年は、野球（ピッチャー）で踵を痛めてラインされました。

1ヶ月後に迫った運動会までになんとかシーバー病を解消したいとの希望でした。

痛みの程度やこれまでの経過や施術の反応を見ると、練習を休む事ができれば運動会には間に合いそうな感じでしたが、どうしても練習は休めないようでした。

練習を休めない分は姿勢や体の使い方など、日常生活の注意点を守ってもらったり、ストレッチを頑張ってもらう事でカバーする事にしました。

シーバー病とストレッチ

シーバー病も含めて、ほとんどの成長期のスポーツ障害はオーバーユース（使いすぎ症候群）による疲労の蓄積が原因です。

疲労が蓄積した筋肉は固く緊張してしまいます。
（力が入ったままで凝り固まった状態）

筋肉の緊張によって、筋肉が骨に付着する部位に常にテンションがかかる事によってシーバー病やオスグッド病等の障害が発生します。

と、いう事は・・・

筋緊張さえ無くなれば、骨の負担が無くなって痛みは出なくなるという事です。

そこで堺自然整体院では、シーバー病を始めとしたスポーツ障害の方にはストレッチをお勧めしております。

ストレッチの仕方は文章では表現しにくい部分もあります。

youtubeなどで「筋肉名」＋「ストレッチ」で検索すると動画でたくさんの方が説明してくれているのでそれを参考にしてください。

細かいコツや応用編は来院した際にお尋ねください。

腓腹筋（下腿三頭筋）のストレッチ

シーバー病で痛む踵に直接付着する筋肉です。

一般的には脹脛（ふくらはぎ）の筋肉と考えてください。

痛みに直結する筋肉なのでしっかりとストレッチをしましょう。

アキレス腱を伸ばす要領でストレッチを行います。

膝を伸ばしてやると腓腹筋、膝を曲げてやるとヒラメ筋に効きます。

ハムストリングのストレッチ

大腿（ふともも）の裏側の筋肉です。

大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3本の筋肉からなります。

腓腹筋のすぐ隣にあるのでシーバー病に影響しやすい筋肉です。

一般的な前屈系のストレッチでモモ裏を伸ばしましょう。

大殿筋のストレッチ

股関節のお尻の筋肉です。

大殿筋だけでなく、中殿筋や梨状筋なども含めて走り回るスポーツをしていると股関節の筋肉を酷使するので疲労が溜まりやすい場所です。

下腿や大腿の筋肉と違って股関節の筋肉は放射状に広がっている物が多いのでストレッチをする角度に工夫が必要です。

他にもまだまだ疲労が溜まりやすい筋肉はありますが、細かい事まで言い出すと体中の全ての筋肉を緩めないといけなくなってしまいます。

シーバー病で困っている方は、まずはこの3箇所の筋肉を重点的にストレッチをしてみてください。

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