泉大津市から来られた中学生で剣道をしている学生さんです。
1年半前からオスグッド病になり、膝の痛みを我慢しながら部活を続けていると徐々に悪化してきました。
屈伸ではこれくらいしか曲げれません。
無理をするともう少し曲げれるのですが、そうすると後で強い痛みが残るそうです。
ランニングや長時間座ってた後で立ち上がる時にも痛みが出ます。
整形外科や整骨院に通っていましたが、痛みは変わらなかったのでネットで探して堺自然整体院へ来られました。
オスグッド病の原因
一般的には大腿四頭筋(ふとももの前側の筋肉)のオーバーユース(使い過ぎ)が原因だと言われていますが、この子のように座っていた後に痛みが出る子はほとんどのケースで腰周辺に問題があります。
今回もまず大腿四頭筋を緩めていましたが、痛みは2割減くらいしか変化しませんでした。
その後腰周辺の筋肉の緊張を緩め、身体のバランスを取り、骨格の調整を行うと・・・
右の写真のように初回の施術で、一番下まで曲げても痛みは無くなりました。
骨折にも
・ヒビ
・疲労骨折
・単純骨折
・複雑骨折etc・・・
と色々あるように、
オスグッド病と一口に言っても原因や痛め方は人によって様々です。
この方のオスグッド病の状態は、
・以前に過去にも足のスポーツ障害(踵の痛み)の経験がある。
・腰のトラブルでオスグッドになっている。
・痛みを我慢して長期間無理をしてきた。
・痛みが強い
このように私から見てちょっと悪条件が重なっています。
こういうケースは短期間で回復させようと思えば練習を休んでいただくことが一番だと思います。
私自身も中学でオスグッド病になり、練習を休む辛さを味わったので、休みたくない気持ちは良く分かりますが、多くの学生さんを見てきた経験上、短期間で完全復帰を目指すことが結果的に一番幸せになれると思います。
一日も早い復帰を目指して私も頑張りますので、患者さんもどうする事が長期的に見てベストなのかをよく考えてみてください。
お互いがベストを尽くせばゴールへの最短距離を行くことができます。二人三脚で力を合わせて頑張りましょう!
(結果には個人差があります)