現代社会で肩こりや腰痛に悩まされている人はとても多いです。
パソコンの普及で一日中パソコンの前に座って動かないデスクワークスタイルの仕事がとても増えてきています。
何十万年前からヒトは狩猟や採集や農耕生活を続けてきました。
それがほんの数百年前から変わり始め、この数十年で劇的に仕事のスタイルが変わりました。
しかし、残念ながら身体はその変化についていけていません。
ヒトも動物ですから、身体を動かすことで筋肉、血液、骨格、リンパ、内蔵等あらゆる部分が正常になるように出来ています。
身体を動かさない状態が続くと・・・
・筋肉が柔軟性を失う
・血流やリンパの流れが悪くなる
・内臓の動きが落ちる
・骨格が弱くなる
・代謝の低下
・ストレスが溜まる
ここには書ききれないほど様々な弊害が出てきて、結果的に慢性的な痛みや免疫の低下や生活習慣病等の不調の温床になってしまいます。
本来はしっかりと身体を動かしてコンディションを整えて行くことが最善の策なんですが、忙しい人には中々簡単ではありません。
もちろん当院の施術で回復する人も多いですが、できる事なら日々の負担を減らして施術を受けなくても快適に過ごせる事が一番いいですよね?
当院では回復のための手伝いはできますが、身体を再び傷めない努力は患者さんにしかできません。
肩こりや腰痛の原因になることが一番多い、パソコンやデスクワーク時の姿勢の注意点を挙げてみました。
ハード面からの注意点
デスク
奥行にゆとりがあると良い。(60cm以上)
キーボードを奥に置けば、しっかりと肘をデスクに乗せれますし、モニターとの距離も取れます。
イス
・腰椎のサポートがしっかりしている。(クッションで代用も可)
・体型に合わせて調整機能が豊富だと良い。
・肘掛けがある。(できれば高さ調整がほしい)
モニター
・必ず「真正面」に置く。
・画面の上端が目線よりも下になるように設置する。
・文字が小さくなり過ぎる場合は設定で見やすい文字の大きさに設定。
・ギラギラ感がある液晶は目が疲れるので避ける。
・視力に問題がある人はメガネなどで矯正。
キーボード
・必ず身体の「真正面」に置く。
・リストレスト、パームレストがあると良い。
ノートパソコン
・モニターとキーボードを外付けにできると良い。
・ノートPCスタンドも有効。
・ノートパソコンはどうしても下を向きがちになり、身体に無理がかかり易いのでお薦めしません。
姿勢の注意点
① 肘と手首の力を抜いて机に乗せる。肘は90度以上の鈍角にする。
(机が狭ければ肘掛に置いても可)
② 肩の力を抜いて肩甲骨を下げる。
③ 肘の位置に合わせてイスの高さを決めて足裏全体を床につける。
(太腿の裏を圧迫しない、足が浮くなら台を置く)
④ 腰を伸ばして骨盤を立てる。
⑤ 深く腰をかけて骨盤や腰椎を背もたれでサポートする。
⑥ 首を前に出さないようにして顎を少し引く。
⑦ イスと机で身体を挟み身体が前のめりにならないようにする。
(机の奥行に余裕があれば)
ダメな姿勢
・腰猫背
・イスが机から離れすぎて前のめり
・頭を前に出して顎が上がる
・イスが高過ぎる(低過ぎる)
・左右に重心が偏っている
・肘をつく
・足を組む
・肘や手首が宙に浮いている
・肩に力が入って上がっている
・受話器を顎と肩で挟んで会話する
・随時セルフチェック
初めは気をつけていても、知らないうちに肩に力が入り肩甲骨や肘が上がって、首が前に出て猫背になってくる人が多いです。
たまに肩に力が入っていないかチェックしてみましょう。
自分の悪い時の姿勢を誰かに写真に撮ってもらうと良く分かります。
・よ~く動かしましょう
どんなに良い姿勢をしていても長時間同じ姿勢が続けば必ず身体には無理がかかってしまいます。
1時間に1回は立ち上がって伸びをしたり、首や肩を動かすことを心がけてください。
日々の施術の中で患者さんにアドバイスしていることを記しておきました。
デスクワークやゲームやスマートフォン等、現代社会は長時間同じ姿勢で固まっている事がとても多いです。
日々の整体をしている中で、長時間の同じ姿勢のせいで痛みが出ている人を本当に多く見てきました。
これを読んで少しでも多くの人が姿勢の大事さを理解してセルフケアができ、私の出番が無いことが一番良いことだと思っています。
竹田 義浩(たけだ よしひろ)
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※効果には個人差があります
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