患者さんと話をしていてよく話題に上がるのが、患部を温めた方が良いのか?冷やした方が良いのか?という話です。
同じ患者さんでも行く治療院や病院によって言われることがバラバラなのは日常的にある話で、迷ってる方がとても多いです。
冷やす事と、温める事は両極端なのに、これに対しての意見が割れる事自体が不思議な事です。
最近来院されたオスグッドの子は毎日40分アイシングしていたそうです。おかげでとても痛みが取れにくかった・・・
当院の方針としては
「急性期には冷やす、慢性期には温める。」
アイシング
捻挫や肉離れのようにケガのような状態で、熱を持ったり腫れ上がっている時はアイシングのように冷やしましょう。
アイシングの方法
一般家庭では氷と水を袋に入れて患部に10分くらい当てます。
ケガの場合は皮膚感覚が無くなるくらいが適当だと言われています。
保冷材やコールドスプレーは温度が0°以下になり凍傷の危険があるのでご注意下さい。
アイシングの効果
・筋肉が緊張する
・血管が収縮する
・血流が減少する
・痛感神経がマヒする
・筋肉の緊張の悪循環を軽減させる事ができる
このような状態になります。
期間は受傷から3日以内が目安になります。
激しいスポーツ直後に疲労回復のためのアイシング(クーリング)は筋肉の温度の上がりすぎを防ぎ有効だと思いますが、必ず10分程度の短時間にしてください。
この場合は冷やすだけでなく、家に帰ってからはお風呂でしっかりと温める事を忘れないでください。
過去に見てきた中で、アイシングを長くし過ぎた人は筋肉が緩みにくい事が多いです。
※冷やし過ぎは身体に害があると十分に心得てください。
一般的なスポーツ障害の場合はアイシングは必要ないと考えています。
温める
一般的な腰痛や肩こりのような慢性的な疾患の場合は、冷えると辛くなり、お風呂の後は楽になりませんか?
温める効果
・筋肉の緊張を緩める
・血流を増加させる
・筋肉中の老廃物を流す
・新陳代謝を活発にさせる
このような状態になり身体の回復は早くなります。
よく、痛い場所にカイロを貼っている人がいますが、慢性の痛みの場合は痛い場所以外にも原因がある事も多々あります。
局部的に温めるよりもお風呂に入って体の芯からしっかりと温めることをお薦めします。
迷った場合
自分の症状がどちらか判断がつかない場合はお風呂に入った時に症状が楽になるかどうかで判断するのが一つの方法です。
楽になるなら温めましょう。
どうしても分からない場合はたいてい温めた方が良いケースが多いです。
(冷やした方が良い場合は本人がケガした状況を自覚しているはずですから)

竹田 義浩(たけだ よしひろ)

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