夏になると患者さんからよく聞く話。
「エアコンで冷えて身体がだるい」
「切タイマーで寝ると夜中に暑くて目が覚めて寝不足」
「扇風機だけでは暑くて眠れない」
「何度に設定したらいいか分からない」
みなさん色々とお悩みのようです。
もし可能ならエアコンを使わずに外の風を取り入れるのが一番良いのですが、近年の熱帯夜はかなり厳しいものがあるのでエアコンを使うことはやむを得ないと思います。
温度設定
エアコンで一番気をつけないといけないことは「冷え」
冷えは万病の元とも言われ、身体を冷やすと・・・
筋肉が固くなる
肩こり、頭痛、腰痛、他 様々な痛みが起こりやすくなります。
血流が低下する
全身に酸素が送りにくくなります。
代謝が低下する
痩せにくい体質になってしまいます。
免疫が低下する
免疫細胞は体温が低下すると働きにくくなります。
ウイルスは体温が低下すると活発になります。
身体を冷やして良いことは一つもありません。
私は設定温度を29度や30度にしています。
体感温度は人や部屋の状況によって色々なので、適温は各自で試してみてください。
温度の目安
・寝る前にしっかりと冷房をかけて部屋の温度を下げておく。
・就寝当初はちょっと暑いかな?と思うくらいの温度
・夜中にギリギリ暑くない温度
・夜中に涼しいと感じるなら1,2度温度を上げてみる
・涼しい温度ではなく、暑苦しさの一歩手前の温度なら冷えることは少ないです。
タイマー
電気代がもったいないとか、一晩中エアコンをつけていると体に悪いという考えから切タイマーを使う人が多いです。
そのまま朝まで平気な人はいいのですが、夜中に暑くて再度エアコンを使用するようなら、要改善です。
身体の不調のもう一つの原因は「温度変化」
寒い→暑い→寒い→暑い
これでは身体は温度変化に対応できずに不調をきたしてしまいます。
汗をかいた後に冷えると体温は急激に奪われて極端に冷えてしまいます。
電気代はもったいないですが、高めの一定温度を保った方が身体への負担は少ないでしょう。
もし切タイマーを使うなら明け方に切れるようにすれば再度エアコンを使用することが無くなります。
風量・風向
・エアコンの風は直接身体に当てないようにしましょう。
設定温度よりもかなり冷たい空気に晒されることになります。
・エアコンの風量は弱にしましょう。
・扇風機を身体と別の方向へ向けて首を振る
部屋の中に風を回すようにするとエアコンの設定温度を高くしていても涼しく感じます。
寝具
最近はシーツに接触冷感素材を使ったシーツが出てきています。
触るとヒンヤリとする素材なのでシーツやタオルケットをこれに代えるだけで体感温度は少し下がります。
初期投資はひつようですが、エアコンの設定温度を少し上げれるので、身体にも地球環境にも電気代にも良い影響が生まれますね!
個人的にはニトリのNクールのシーツやケットは凄かったです(冷感の耐久性はあまり高くないのが残念)
まとめ
・設定温度をできるだけ高く
・タイマーを使わない
・風が直接当てず、部屋の中を回す
睡眠は皆さんが考えているよりも健康にとって大事なものです。
ぜひ色々と試して快適な睡眠を!
竹田 義浩(たけだ よしひろ)
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※効果には個人差があります
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